集(漢字)

普及版 字通「集(漢字)」の解説


常用漢字 12画

(異体字)
28画

[字音] シュウ(シフ
[字訓] あつまる・つどう・あつめる・なる

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形]
正字はに作り、(そう)+木。群鳥が木に集まる形。〔説文〕四上に「群鳥、木上に在るなり」とあり、のち集の字を用いる。〔詩、唐風、鴇羽(はうう)〕「栩(はうく)に集(とど)まる」とあるのが初義。〔詩、大雅、大明〕「に集(な)る」とあるのは、金文の〔毛公鼎〕に「維(こ)れ天、丕(おほ)いに厥(そ)の命を集(な)す」とあるのと同じく、就とその声義が通ずる用法である。鳥の集散する状態によって、ことの成否を卜する鳥占(とりうら)の俗があったのであろう。

[訓義]
1. あつまる、鳥が木に集まる、つどう、とどまる、よりあう。
2. あつめる、やすんずる、ととのう、とまる、いたる。
3. 就と通じ、なる、なしとげる、成功する。
4. と通じ、やわらぐ。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕集 アツム・アツマル・ヲリ・ナラフ・ヒク・ウル・サル・ツク・ナル・イタル 〔字鏡集〕集 アツマル・カナフ・ウル・アツム・ウク・ヤスシ・イタル・ヰル・ナル・アフ

[部首]
部首。〔説文〕四上に「群鳥なり」とし、(えん)の二字を属する。水鳥などであろう。

[語系]
集()・dzipは同声。・雜()dzpは集まり雑わる意。揖tzip、tzhipも集まる意があり、同系の語。就dziukも声近く、通ずる語であろうが、集に鳥占の意があるとすれば、集に本来成就の義があるのであろう。

[熟語]
集英・集腋・集会・集義・集議・集句・集計・集蛍・集散・集矢・集字・集次・集事・集聚・集抄・集成・集鎮・集跋・集部・集聯・集録
[下接語]
安集・蝟集・雨集・烏集・雲集・宴集・遠集・家集・歌集・蛾集・会集・外集・翕集・鳩集・凝集・句集・駆集・群集・結集・呼集・交集・採集・纂集・詩集・収集・聚集・集・召集・招集・翔集・新集・集・選集・全集・前集・捜集・総集・叢集・徴集・綴集・特集・比集・赴集・文集・別集・編集・補集・募集・奔集・密集・霧集・来集・集・和集

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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