



に作り、
(そう)+木。群鳥が木に集まる形。〔説文〕四上に「群鳥、木上に在るなり」とあり、のち集の字を用いる。〔詩、唐風、鴇羽(はうう)〕「
栩(はうく)に集(とど)まる」とあるのが初義。〔詩、大雅、大明〕「
命
に集(な)る」とあるのは、金文の〔毛公鼎〕に「維(こ)れ天、丕(おほ)いに厥(そ)の命を集(な)す」とあるのと同じく、就とその声義が通ずる用法である。鳥の集散する状態によって、ことの成否を卜する鳥占(とりうら)の俗があったのであろう。
と通じ、やわらぐ。
。〔説文〕四上に「群鳥なり」とし、
・
(えん)の二字を属する。
は水鳥などであろう。
)・
dzi
pは同声。
・雜(雑)dz
pは集まり雑わる意。揖tzi
p、
tzhi
pも集まる意があり、同系の語。就dziukも声近く、通ずる語であろうが、集に鳥占の意があるとすれば、集に本来成就の義があるのであろう。
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集・和集出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…K.ポランニーによれば,人間社会の歴史全体からみると,生産と分配の過程には,三つの類型の社会制度が存在しており,古代あるいは未開の社会から現代諸社会まで,それらが単一にあるいは複合しながら経済過程の機構をつくってきた。それらは,(1)互酬reciprocity 諸社会集団が特定のパターンに従って相互に贈与しあう,(2)再分配redistribution 族長・王など,その社会の権力の中心にものが集まり,それから再び成員にもたらされる,(3)交換exchange ものとものとの等価性が当事者間で了解されるに十分なだけの安定した価値体系が成立しているもとで,個人間・集団間に交わされる財・サービス等の往復運動,の3類型であり,それぞれの類型は社会構造と密接に連関をもって存在している。市は,この(3)の〈交換〉が成立する社会がつくり出した方式である。…
…一個人の和歌集を統括的に取り扱う意識から生まれた呼称。ふつう近世以前の歌集についてのみいう。…
※「集」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...