デジタル大辞泉
「閃光」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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せん‐こう‥クヮウ【閃光】
- 〘 名詞 〙
- ① 瞬間的にひらめくひかり。ぴかぴかするひかり。
- [初出の実例]「閃光易レ飛、衆生誰非二石火一乎」(出典:菅家文草(900頃)一一・奉太皇大后令旨、奉為太上天皇御周忌法会願文)
- 「時々閃光を発するは蓋し磨き立てたる槍剣楯鎧の旭日に映じて光を放つものと知られたり」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
- ② 鉱物中の微細な異物、劈開(へきかい)、繰り返し双晶などのために起こる、特殊な色彩効果。月長石などに見られる。〔英和和英地学字彙(1914)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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閃光
長石,輝石,橄欖(かんらん)石などの鉱物が,初生変質的(deuteric)に変化すると,結晶の特定の面に沿って平面状,杆(かん)状,星状の包有物が発達する.これはある特定の角度で投影される光を反射して特別な現象を引き起こし,閃光(schiller)と呼ばれる現象である[Judd : 1885, Spencer : 1930, Winchell & Winchell : 1951].シラー構造はしばしば固溶体分離(exsolution)によって起こる.ドイツ語のschillerは光のきらめきを意味している.
出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
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閃光
せんこう
schillerization
鉱物の結晶をある方向から見ると,表面からの反射光でなく,内部からの青白い光を観察することがある。これを閃光という。閃光の見える角度範囲はあまり広くない。これが見える例としては,マイクロパーサイト構造を示すアルカリ長石,古銅輝石などをあげることができる。閃光を呈する理由の一つに,微細な有色鉱物が閃光面に沿って配列されているためということがある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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普及版 字通
「閃光」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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