おたおた(読み)オタオタ

デジタル大辞泉 「おたおた」の意味・読み・例文・類語

おた‐おた

[副](スル)不意の出来事に驚いたり、相手に気おされたりして、うろたえるさま。「急な来客おたおた(と)する」
[類語]どぎまぎまごまごうろうろうろちょろどぎどぎそわそわもじもじもぞもぞへどもどおろおろしどろもどろぐじぐじぐずぐずいじいじ因循くよくようじうじちゃかちゃかそそくさあたふたうそうそふらふらよたよたやっさもっさてんやわんやちょこまかふわふわおどおどせかせかびくびくきょときょとこせこせぐらぐらせわしい倉皇せっかちあくせく気ぜわしい軽佻浮薄浮薄闇雲やみくも性急右往左往軽挙妄動後先なしうわずるうわつくうろたえる

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精選版 日本国語大辞典 「おたおた」の意味・読み・例文・類語

おた‐おた

[1] 〘感動〙 「お助け下さい」の最初を重ねていう語。
※梁川庄八(1931)〈大河内翠山〉四人の悪武士をこらす「ヘエ、どうか命ばかりは、おた、おたおた」
[2] 〘副〙 思いがけない事態に、うろうろするだけで何も出来ないさまを表わす語。
※影の影(1960)〈大藪春彦〉六「『馬鹿もん! 貴様は何をオタオタしてたんだ!』鬼頭の怒りは爆発した」

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