上擦る(読み)ウワズル

デジタル大辞泉 「上擦る」の意味・読み・例文・類語

うわ‐ず・る〔うは‐〕【上擦る】

[動ラ五(四)]
声が高く浮ついたような調子になる。「変に―・った声」
興奮して気持ちが高ぶり、落ち着きがなくなる。逆上する。「―・った行動
軽々しいと思わせる言動をとる。
「―・った彼の言説でも、時には、鈍厚な佐々には才気煥発に聞こえた」〈里見弴・善心悪心〉
[類語]うろうろうろちょろどぎまぎおたおたまごまごどぎどぎそわそわもじもじぐじぐじぐずぐずいじいじ因循くよくようじうじちゃかちゃかそそくさあたふたうそうそふらふらよたよたもぞもぞちょこまかふわふわおどおどせかせかびくびくきょときょとこせこせぐらぐらせわしい倉皇せっかちあくせく気ぜわしい軽佻浮薄浮薄闇雲やみくも性急右往左往軽挙妄動後先なしうわつくうろたえる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「上擦る」の意味・読み・例文・類語

うわ‐ず・るうは‥【上擦】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. うわすべりする。上の方がなめらかですべる。
  3. 考えや行動が軽薄になる。
    1. [初出の実例]「キガ uwazurite(ウワズリテ)」(出典:改正増補和英語林集成(1886))
  4. 音などがうわついた感じになる。興奮して声の調子が高くなる。
    1. [初出の実例]「『ええ、分りました〈略〉』と声が逆上(ウハズ)る」(出典:其面影(1906)〈二葉亭四迷〉一九)
  5. 頭に血がのぼってぽうっとする。興奮状態にいう。
    1. [初出の実例]「上(ウハ)ずった興奮と弱々しく鋭くなった神経とを」(出典:范の犯罪(1913)〈志賀直哉〉)
  6. 魚が水面近く浮き出て、群れ泳ぐ。

上擦るの補助注記

近世には「うわずる」の確例がなく、類義の語では「うわもる」「かみずる」が使われている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...

五月晴れの用語解説を読む