きょときょと(読み)キョトキョト

デジタル大辞泉 「きょときょと」の意味・読み・例文・類語

きょと‐きょと

[副](スル)不安や恐れなどのために、落ち着きなくあちこち見まわすさま。きょろきょろ。「きょときょと(と)周囲を見まわす」「慣れない場できょときょとする」
[類語]きょろきょろぎょろぎょろじろじろじろりきょろりぎょろりぱちくりそわそわまじまじじっとしげしげつくづくはたきっとはった明視がん熟覧細見嘱目瞠若どうじゃく瞠目どうもくめつすがめつの目たかの目のみ取りまなこ視一視目する見入る見張る見澄ます目を凝らす注目虎視虎視眈眈たんたん注視刮目かつもく目配り凝視目撃着目着眼直視正視見る眺める見遣る見詰める見据えるにら目に留まる目を留める目を配る目を注ぐ目を付ける目を向ける目をくれる視線を注ぐ目を遣る目にする目を据える瞳を凝らす瞳を据える目を奪われる目を輝かす目を光らす目を転ずる目を向ける目が行く目を皿にするうろうろうろちょろどぎまぎおたおたまごまごどぎどぎもじもじぐじぐじぐずぐずいじいじ因循くよくようじうじちゃかちゃかそそくさあたふたうそうそふらふらよたよたもぞもぞちょこまかふわふわおどおどせかせかびくびくこせこせぐらぐらせわしい倉皇せっかちあくせく気ぜわしい軽佻浮薄浮薄闇雲やみくも性急右往左往軽挙妄動後先なしうわずるうわつくうろたえる心急く

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精選版 日本国語大辞典 「きょときょと」の意味・読み・例文・類語

きょと‐きょと

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 大げさに騒ぎたてるさま。
※浄瑠璃・義経新高館(1719)二「佐藤次信忠信が妹と生れ、きょときょとと物驚きは見苦しい」
② 不安や恐れ、物珍しさなどのために、落ち着かない様子であたりを見たりするさま。
浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)三「何やらおまへをきめるてい。爰でさへ胸がきょときょとしましたと」

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