目の前(読み)メノマエ

デジタル大辞泉 「目の前」の意味・読み・例文・類語

め‐の‐まえ〔‐まへ〕【目の前】

見ているすぐ前。眼前。「目の前で人が倒れる」
時間的、空間的にごく近いこと。もくぜん。「試験が目の前に迫る」
[類語]眼前面前現前鼻先目先目前まのあたり鼻面はなづら鼻っつら前面正面真ん前手前先方直前目と鼻の先手近い程近い近い間近い間近じきすぐ至近近く手が届く指呼しこ咫尺しせき目睫もくしょう目睫もくしょうかん身近手近卑近身辺そば傍ら手元付近近辺近傍近所最寄りもと足元座右左右手回り身の回り

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「目の前」の意味・読み・例文・類語

め【目】 の 前(まえ)

① 見ている前。まのあたり。目前(もくぜん)。眼前(がんぜん)
古今(905‐914)恋一・五二〇「こむよにもはやなりななんめのまへにつれなき人をむかしとおもはん〈よみ人しらず〉」
② 見ている間にすぐに結果が現われるさま。時間的、空間的にごく近いさま。目前。また、明白なさま。たやすいさま。
徒然草(1331頃)一三七「簾、畳も取り払ひ、目の前にさびしげになりゆくこそ、世の例も思ひ知られて、哀れなれ」
評判記・難野郎古たたみ(1666頃)序「そのわづらいをうくればみをほろぼす事めのまへ也」

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