精選版 日本国語大辞典 「手近」の意味・読み・例文・類語
て‐ぢか【手近】
〘名〙 (形動)
① 手もとにすぐ近いこと。身近にあること。また、そのさま。かたわら。すぐそば。
② 身近であって、わかりやすいこと。身近なこととして、人々によく知られていること。簡単で便利なこと。また、そのさま。卑近。
※おとづれ(1897)〈国木田独歩〉下「詳はしき説明は宇都宮時雄の君に請ひ玉ふぞ手近(テヂカ)なる」
て‐ぢか・い【手近】
〘形口〙 てぢか・し 〘形ク〙 手もとに近い。すぐ近くである。また、人々によく知られている。簡単で便利である。〔文明本節用集(室町中)〕
※授業編(1783)一「柳の葉を編て文をしるせるなどは手近(テヂカ)き書にも見へて」
てぢか‐さ
〘名〙
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報