デジタル大辞泉
「手近」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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て‐ぢか【手近】
- 〘 名詞 〙 ( 形動 )
- ① 手もとにすぐ近いこと。身近にあること。また、そのさま。かたわら。すぐそば。
- [初出の実例]「文太左衛門は手近なる鐘木町に忍び入て正月買と浮れ出し」(出典:浮世草子・本朝二十不孝(1686)一)
- 「夫には先づ手近から始めなくてはいかん」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉九)
- ② 身近であって、わかりやすいこと。身近なこととして、人々によく知られていること。簡単で便利なこと。また、そのさま。卑近。
- [初出の実例]「詳はしき説明は宇都宮時雄の君に請ひ玉ふぞ手近(テヂカ)なる」(出典:おとづれ(1897)〈国木田独歩〉下)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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