目睫(読み)モクショウ

デジタル大辞泉 「目睫」の意味・読み・例文・類語

もく‐しょう〔‐セフ〕【目×睫】

目とまつげ。転じて、きわめて近いところ。目前
「―に迫った九月十日」〈広津和郎風雨強かるべし〉
[類語]まのあたり面前目の前眼前現前鼻先目先目前鼻面はなづら鼻っつら前面正面真ん前手前先方直前目と鼻の先手近い程近い近い間近い間近じきすぐ至近近く手が届く指呼しこ咫尺しせき目睫もくしょうかん身近手近卑近身辺そば傍ら手元付近近辺近傍近所最寄りもと足元座右左右手回り身の回り

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精選版 日本国語大辞典 「目睫」の意味・読み・例文・類語

もく‐しょう‥セフ【目睫】

  1. 〘 名詞 〙 目とまつげ。転じて、きわめて近いところ。目前。
    1. [初出の実例]「天下の禍変目睫(モクセフ)に差迫り候に付ては」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉五)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐班固伝論〕

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普及版 字通 「目睫」の読み・字形・画数・意味

【目睫】もくしよう(せふ)

目とまつげ。至近。宋・司馬光〔四言銘系述〕夫(そ)れ目睫を察するは、百を見ること能はず。百を瞻(み)るは、亦た目睫を見ること能はず。均しく是れなり。其の小を執りて、其の大を(わす)る。

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