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うるち(粳) うるち

世界大百科事典 第2版の解説

うるち【うるち(粳)】

イネ,トウモロコシ,キビ,アワなどの穀類にみられるデンプンの性質,またはそのような性質をもった種子をさし,もちに比べ炊いたときに粘りが少ない。一般には飯に炊いて普通に食べる米(うるち米)のことで,粘りの違いはデンプンの性質の差による(うるち米デンプンアミロース20%,アミロペクチン80%,もち米デンプンはほとんどアミロペクチンのみからなる)。うるち米は胚乳が不透明なものが多く光沢がある。国内産米の95%はうるち米であり,大部分は水田につくる水稲で,一部畑につくるおかぼ(陸稲)がある。

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世界大百科事典内のうるち(粳)の言及

【イネ(稲)】より

…インドネシアなど南アジアの島嶼(とうしよ)部で栽培されるイネは中間型のものが多い。
[水稲と陸稲およびうるち種ともち種]
 日本型とインド型の別を問わず,イネは耕地の水条件に適応して分化したとみられる水稲と陸稲(おかぼ)に区別される。水稲は通常湛水(たんすい)した水田に栽培されるが,耐乾性の強い陸稲は畑に栽培される。…

【米】より

…インド型の米は日本型にくらべて粒形が細長く,飯に粘りがないのが特徴で,日本人の嗜好(しこう)にはあわない。(2)うるち(粳)米ともち(糯)米 日本型,インド型のどちらの米にも,うるち米ともち米がある。飯に炊いて普通に食べるのがうるち米で,精米は半透明なものが多く,光沢がある。…

【栽培植物】より

… 栽培植物にのみ見いだされる特殊な形質の一例は,イネ科穀類の内乳貯蔵デンプンのもち(糯)性である。普通の貯蔵デンプンはうるち(粳)性でアミロース約20~25%,アミロペクチン約75~80%からなっている。この形質が劣性突然変異を起こして生じたものがもち性で,デンプンはアミロペクチンのみからなっている。…

※「うるち(粳)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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