のらくら(読み)ノラクラ

デジタル大辞泉 「のらくら」の意味・読み・例文・類語

のら‐くら

[名・形動]怠けて遊んでいること。また、そのさまや、その人。「のらくら者」
「彼のような―な息子を生んだことを」〈佐藤春夫都会の憂鬱〉
[副](スル)
ぬらりくらり2」に同じ。「のらくら(と)した返事
ぬらりくらり3」に同じ。「毎日のらくら(と)過ごす」
[類語]でれでれでれっとでれつくだらしないぐうたらずぼらものぐさしだらないぬらりくらりのらりくらりぬらくらだらだらちゃらんぽらんのんべんだらり無精ルーズ鼻の下を伸ばす鼻の下が長い便便だらり便便ぶらぶらごろごろちんたら無気力だらけるのほほん風太郎ぷうたろうその日暮らしふしだら自堕落ずるける怠ける手を抜く手抜き骨惜しみのろのろもたもたぐずぐず投げ遣りレイジー怠慢怠惰無為拱手きょうしゅ横着怠るサボるイージーイージーゴーイング風の吹くまま気の向くまま油を売るまったり漫然たるむぬるま湯ぬるま湯につかる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「のらくら」の意味・読み・例文・類語

のら‐くら

[1] 〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
※俳諧・誹諧曾我(1699)兄「のらくらと寺百性の師走哉〈如雪〉」
鳩翁道話(1834)二「蛇はのらくらとゆがむが持合せなれど」
[2] 〘名〙 (形動) なまけて遊んでいること。また、そのさまやそういう者。
談義本・教訓乗合船(1771)一「ほうらつ、不行跡〈略〉のらくらを親兄弟にも見かぎられ」

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