デジタル大辞泉 「横着」の意味・読み・例文・類語
おう‐ちゃく〔ワウ‐〕【横着】
1 すべきことを故意に怠けること。できるだけ楽をしてすまそうとすること。また、そのさま。「
2 わがままで、ずうずうしいこと。ずるいこと。また、そのさま。
「中には―で新しそうなのを選って穿く人もある」〈鴎外・百物語〉
[類語](1)怠慢・怠惰・無精・懈怠・懶惰・怠ける・怠る・サボる・ずるける・だらける・手を抜く・手抜き・骨惜しみ・無為・
中世になって見られる語。現在では普通「横着」という漢字をあてるが、狂言では「わうちゃく」〔虎明本狂言〕、「おおちゃく」〔狂言記〕などの仮名書きや、「大ちゃく」〔続狂言記〕などが用いられている。一方、「運歩色葉」では「枉着(ワウヂャク)」「誑着(ワウヂャク)」という表記が見られる。現在の表記に定着していった過程、語源などは未詳。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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