拱手(読み)キョウシュ

  • ×拱手
  • こうしゅ

デジタル大辞泉の解説

[名](スル)《慣用読みで「こうしゅ」とも》
中国の敬礼で、両手の指を胸の前で組み合わせておじぎをすること。
手をつかねて何もしないでいること。
「唯(た)だ―して黙視するのみ」〈織田訳・花柳春話
[名](スル)きょうしゅ」の慣用読み。

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大辞林 第三版の解説

スル
事に当たって何もしないでいること。手をこまねいていること。 唯だ-して黙視するのみ/花柳春話 純一郎
中国における敬礼の仕方。両手を胸の前で組み合わせること。交手。こうしゅ。
スル
「きょうしゅ(拱手)」の慣用読み。 -傍観 一同瞑目せり、-せり/火の柱 尚江

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
両手の指を胸の前で組み合わせて敬礼すること。中国の敬礼の一つ。〔礼記‐曲礼上〕
② 手をつかねて何もしないでいること。
※明治月刊(1868)〈大阪府編〉一「内外の政事皆帝の独裁に出て、議政官は(キャウシュ)して其員に充るのみなり」 〔史記‐始皇本紀〕
〘名〙 (「きょうしゅ」の慣用読み)
① 腕組みすること。
② 転じて、何もせずにいること。手を下さないこと。

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世界大百科事典内の拱手の言及

【挨拶】より

…《儀礼》にみえるものはおおむね公的な場合であるが,日常のことについては《礼記(らいき)》に詳しい。そこには,親子間のこととして,〈昏(ゆうべ)に定め晨(あした)に省(かえり)みる〉,子は夕べには父母の寝床を整え,朝には必ず父母のごきげんをうかがうとあり,師弟間のこととして,〈先生に道に遭えば,趨(はし)りて進み,正立して手を拱(こまぬ)く〉,道で先生に出会ったときには先生のもとへ走り寄り,起立して両手を前に重ねて挨拶する(これは〈拱手(きようしゆ)〉という中国独特の挨拶の所作)とある。また,〈帰省〉という言葉も,もとは故郷を離れて身を立てている子が,両親の安否をきづかって帰るという挨拶をいった。…

※「拱手」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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