ずるける(読み)ズルケル

デジタル大辞泉 「ずるける」の意味・読み・例文・類語

ずる・ける

[動カ下一]
するべきことを怠けてしない。横着する。「仕事を―・ける」
結んであったものがゆるんでだらしなくなる。「縄が―・ける」
[類語]怠ける怠るサボるだらける手を抜く手抜き骨惜しみ怠慢怠惰無為拱手横着便便だらり便便のんべんだらりずぼらものぐさぐうたらだらしないしだらないぬらりくらりのらりくらりぬらくらのらくらだらだらちゃらんぽらん無精ルーズぶらぶらごろごろちんたら無気力のほほん風太郎ぷうたろうその日暮らしふしだら自堕落のろのろもたもたぐずぐず投げ遣りレイジー横着イージーイージーゴーイング風の吹くまま気の向くまま油を売るまったり漫然たるむぬるま湯ぬるま湯につかるもさくさもさっともさもさのそりのさのさのそのそとぼとぼのこのこのっそりそろそろゆっくりのろまのっしのっしのしのし遅いのろいのろくさいまぬるいまのろいスロー緩慢とろいまだるいまだるっこいにぶ緩徐遅緩スローモー遅遅ぼやぼや鈍重どんとろとろぼちぼちぼつぼつぽつぽつ徐徐徐徐にじわじわじわりじわりじりじりのたりのたりのたりそろりゆるゆるのんびりゆったり悠然悠悠

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精選版 日本国語大辞典 「ずるける」の意味・読み・例文・類語

ずる・ける

  1. 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙
  2. しなければいけないことを、いやでしないでおく。義務約束を怠る。なまける。また、ずるく立ち回る。横着する。
    1. [初出の実例]「勘兵衛も彌五郎もずるけて間にあいませぬ」(出典:洒落本・福神粋語録(1786)後序)
  3. 結んであったものがゆるむ。ゆるんでだらしなくなる。
    1. [初出の実例]「それはそれはずるけた形ふり」(出典:談義本・当世花街談義(1754)二)
  4. 腐ってずるずるになる。腐敗してやわらかくなる。
    1. [初出の実例]「その上、たった一人の女房は、湿で体がずるけるし」(出典:歌舞伎・百千鳥鳴門白浪(1797)大序)

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