不精(読み)ブショウ

デジタル大辞泉 「不精」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐しょう〔‐シヤウ〕【不精/無精】

[名・形動]からだを動かして物事をするのを面倒くさがること。また、そのさま。身だしなみに頓着とんちゃくしないさまなどにもいう。「―な性格」「出―」「筆―」
[類語]怠慢怠惰横着懈怠懶惰ずぼらものぐさぐうたらだらしないしだらないぬらりくらりのらりくらりぬらくらのらくらだらだらちゃらんぽらんのんべんだらりルーズ便便だらり便便ぶらぶらごろごろちんたら無気力だらけるのほほん風太郎ぷうたろうその日暮らしふしだら自堕落ずるける怠ける手を抜く手抜き骨惜しみのろのろもたもたぐずぐず投げ遣りレイジー無為拱手きょうしゅ怠るサボるイージーイージーゴーイング風の吹くまま気の向くまま油を売るまったり漫然たるむぬるま湯ぬるま湯につかる面倒臭い世話煩雑面倒厄介手数てかず手数てすう複雑煩瑣はんさ難しいうるさい煩わしいややこしいやかましいくだくだしいうっとうしいこうるさい気詰まりしち面倒しち面倒臭い難儀煩多錯雑錯綜さくそうしち難しい入り組む込み入る手が込む気が重い気が進まない気乗り薄うんざり億劫おっくう渋る大儀飽き飽き世話が焼ける手が掛かる冗長繁簡ごたごたもつれる入り乱れる紛糾ごっちゃ乱雑雑然

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精選版 日本国語大辞典 「不精」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐しょう‥シャウ【不精・無精・無性】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) なまけること。精を出さないこと。からだを動かして物事をするのをめんどうくさがること。また、身だしなみをしないこと。また、そのさま。ぶせい
    1. [初出の実例]「又は資財等のゆづり状をあたゆるは、ふしゃうにあらざる忠なれば、和与の物と云也」(出典:清原宣賢式目抄(1534)一九条)
  3. 付髪。入毛。かつら。
    1. [初出の実例]「髪はぶせうで化しますけれど」(出典:浮世草子・当世芝居気質(1777)三)
  4. ( から転じて ) 頭髪をいう文政天保一八一八‐四四)頃の流行語。〔当世花詞粋仙人(1832)〕

ぶ‐せい【不精・無精】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) =ぶしょう(不精)
    1. [初出の実例]「つねづねはたらきがふせいなによってじゃ」(出典:狂言記・米市(1730))

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普及版 字通 「不精」の読み・字形・画数・意味

【不精】ふせい

粗雑な。

字通「不」の項目を見る

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