油を売る(読み)アブラヲウル

デジタル大辞泉 「油を売る」の意味・読み・例文・類語

あぶら・る

近世髪油行商人が、客を相手世間話をしながら売ることが多かったことから》むだ話などをして仕事を怠ける。
[類語]便便だらり便便のんべんだらりずぼらものぐさぐうたらだらしないしだらないぬらりくらりのらりくらりぬらくらのらくらだらだらちゃらんぽらん無精ルーズぶらぶらごろごろちんたら無気力だらけるのほほん風太郎ぷうたろうその日暮らしふしだら自堕落ずるける怠ける手を抜く手抜き骨惜しみのろのろもたもたぐずぐず投げ遣りレイジー怠慢怠惰無為拱手きょうしゅ横着怠るサボるイージーイージーゴーイング風の吹くまま気の向くまままったり漫然たるむぬるま湯ぬるま湯につかるもさくさもさっともさもさのそりのさのさのそのそとぼとぼのこのこのっそりそろそろゆっくりのろまのっしのっしのしのし遅いのろいのろくさいまぬるいまのろいスロー緩慢とろいまだるいまだるっこいにぶ緩徐遅緩スローモー遅遅ぼやぼや鈍重どんとろとろぼちぼちぼつぼつぽつぽつ徐徐徐徐にじわじわじわりじわりじりじりのたりのたりのたりそろりゆるゆるのんびりゆったり悠然悠悠

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精選版 日本国語大辞典 「油を売る」の意味・読み・例文・類語

あぶら【油】 を 売(う)

  1. ( 江戸時代、髪油を売り歩く者が婦女を相手に話し込みながら商ったところから ) 仕事を怠けてむだ話をする。また、仕事の途中時間をつぶして怠ける。
    1. [初出の実例]「江戸の水のむと油をうりたがり」(出典:雑俳・柳多留拾遺(1801)巻一九)

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