怠ける(読み)ナマケル

デジタル大辞泉 「怠ける」の意味・読み・例文・類語

なま・ける【怠ける/×懶ける】

[動カ下一][文]なま・く[カ下二]
1 なすべきことをしない。働かない。ずるける。「仕事を―・ける」
2 元気がなくなる。力がなくなる。
「旅人を乗せたる馬士まご―・けたる声にて」〈滑・膝栗毛・初〉
3 なまやさしくなる。鈍くなる。
「京の詞は―・けて悪い」〈浄・矢口渡〉
[類語]怠る・サボる・ずるける・だらける・手を抜く・手抜き・骨惜しみ・怠慢・怠惰・無為・拱手・横着・便便だらり・便便・のんべんだらり・ずぼら・ものぐさ・ぐうたら・だらしない・しだらない・ぬらりくらり・のらりくらり・ぬらくら・のらくら・だらだら・ちゃらんぽらん・無精・ルーズ・ぶらぶら・ごろごろ・ちんたら・無気力・のほほん・風太郎ぷうたろう・その日暮らし・ふしだら・自堕落・のろのろ・もたもた・ぐずぐず・投げ遣り・レイジー・横着・怠る・イージー・イージーゴーイング・風の吹くまま気の向くまま・油を売る・まったり・漫然・たるむ・ぬるま湯・ぬるま湯につかる・もさくさ・もさっと・もさもさ・のそり・のさのさ・のそのそ・とぼとぼ・のこのこ・のっそり・そろそろ・ゆっくり・のろま・のっしのっし・のしのし・遅い・のろい・のろくさい・まぬるい・まのろい・スロー・緩慢・とろい・まだるい・まだるっこい・鈍にぶい・緩徐・遅緩・スローモー・遅遅・ぼやぼや・鈍重・鈍どん・とろとろ・ぼちぼち・ぼつぼつ・ぽつぽつ・徐徐・徐徐に・じわじわ・じわりじわり・じりじり・のたり・のたりのたり・そろり・ゆるゆる・のんびり・ゆったり・悠然・悠悠

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精選版 日本国語大辞典 「怠ける」の意味・読み・例文・類語

なま・ける【怠・懶】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]なま・く 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙
    1. ① 元気がなくなる。力がなくなる。だらしがない状態である。なまる。
      1. [初出の実例]「うまれつき忠心あつうして性がこわうはったとしてなまけぬ者なり」(出典:玉塵抄(1563)二五)
      2. 「北八手めへどうぞしたか、とんだ顔つきがなまけて来た」(出典:滑稽本・続膝栗毛(1810‐22)初)
    2. ② なまぬるくなる。なまやさしくなる。鈍くなる。なまる。
      1. [初出の実例]「おれも上刕の新田で育った故、京の詞はなまけて悪い」(出典:浄瑠璃・神霊矢口渡(1770)一)
    3. ③ 空がくもる。〔俚言集覧(1797頃)〕
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]なま・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
    1. ① なすべき事をしないでほうっておく。おこたる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
      1. [初出の実例]「きのふとなまけ、けふとづるけ、いつしか四とせの星霜を経りぬ」(出典:滑稽本・浮世床(1813‐23)初)
    2. ② ( 「なまげる」とも ) なまやさしくする。鈍くする。特に、人にこびるような発音をする。だらしのない甘えた声で話す。
      1. [初出の実例]「へつらうた声なり。人のきに入るやうに声をなまげて云か」(出典:玉塵抄(1563)二〇)

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