単数(読み)タンスウ

デジタル大辞泉 「単数」の意味・読み・例文・類語

たん‐すう【単数】

1 数が一つであること。単一であること。⇔複数。
2 インド‐ヨーロッパ語などの文法で、人や事物の数が一つであることを示す語形。名詞・代名詞、およびこれを受けて変化する動詞・形容詞・冠詞などにみられる。⇔複数。
[類語]単一・唯一・単独・単身・単発・単品・無二・無比・又と無い・無双・無類・比類の無い・類が無い・類を見ない・比べ物にならない・並び無い・例えようも無い・底知れない・又無い・又と・得難い・稀まれ・かけがえのない・希有けう・盲亀もうきの浮木ふぼく・一期一会いちごいちえ・見せ場・決め所・思いがけない・思いがけず・待てば甘露の日和ひよりあり・折よく・僥倖ぎょうこう・ここぞ・一世いっせ一代・最初で最後・図らずも・決定的瞬間・契機・二度と・二度と再び・滅多・千載一遇

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精選版 日本国語大辞典 「単数」の意味・読み・例文・類語

たん‐すう【単数】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 物の数が単一であること。一つのこと。⇔複数。〔数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書(1889)〕
    1. [初出の実例]「人格のある単数(タンスウ)の神や、複数の神の存在を信じて」(出典:かのやうに(1912)〈森鴎外〉)
  3. ② 主に印欧語の文法で、単一の人や事物を表わす名詞・代名詞。また、これを受けて変化した動詞・形容詞・冠詞などの語形。⇔複数。〔小学日本文典(1874)〕

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世界大百科事典(旧版)内の単数の言及

【数】より

…通常それらの言語では〈数えられるもの〉と〈数えられないもの〉とが区別され,数(すう)の区別は原則として前者において問題となる。 最も広くみられるのは単数―複数という体系である。英語でdog―dogs,book―booksは単数―複数の対立を示し,〈1〉対〈1より多〉という内容をもつ。…

【代数体の整数論】より

…これをイデアル類群という。
[単数]
 Oの元αに対し,α-1もOに含まれるときαはKの単数であるという。Kと共役な体の中で実数全体に含まれるものの個数をr1,それ以外のものの個数を2r2とすれば,Kにはr=r1+r2-1個の単数ε1,……,εrが存在して,任意の単数は一意的に,の形に表される。…

【二次体の整数論】より

…Q()は,m>0のとき実二次体,m<0のとき虚二次体という。以下に述べるように,実二次体と虚二次体は,単数,類数などについて大きな違いを示す。 Q()の元αで,二次の項の係数が1の整数係数の適当な二次方程式の根になりうるもの,すなわち適当に整数a,bを選んで, α2+aα+b=0となるものをQ()の整数という。…

※「単数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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