近くを庄内川が流れる。もと天台宗延暦寺末。正しくは医王山薬師寺密蔵院と称す。本尊は薬師如来。嘉暦三年(一三二八)慈妙の創建で、後伏見上皇院宣(密蔵院蔵)によれば後伏見院より「蜜蔵院」の院号を与えられ、以後密蔵院が通称となった。
慈妙は元応元年(一三一九)伊勢神宮に参籠、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
愛知県春日井(かすがい)市熊野町にある天台宗の寺。医王山薬師寺(いおうさんやくしじ)と号する。本尊は薬師如来(にょらい)。1328年(嘉暦3)慈妙上人(じみょうしょうにん)がもと薬師堂に入り、栄西(えいさい)に始まる葉上(ようじょう)流の灌室(かんしつ)(灌頂(かんじょう)を行う室)を開き、以来篠木(しのき)談議所として学問道場となった。盛時は山内(さんない)36坊、数百の末寺をもち、江戸時代には名古屋東照宮の別当職(べっとうしき)も兼ねた。濃尾(のうび)地震(1891)で薬師堂、灌室などが倒壊したが、その後諸堂が修復された。多宝塔(室町時代)と木造薬師如来像は国重要文化財。
[塩入良道]
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