


(ふつ)・佩・帶(帯)の字形のうちに含まれている。儀礼の際に用いる
膝(へいしつ)(ひざかけ)の類。金文の賜与に、〔
壺(こつこ)〕「赤
(せきふつ)幽
(衡、玉器)」、〔師兌
(しえつき)〕「女(なんぢ)に乃(なんぢ)の
の巾(
(ふつ))~を賜ふ」のように巾を
の意に用いており、巾がもと
(
膝)を意味する字であった。
には、のち
・
・黻(ふつ)の字を用い、巾は布巾・衣巾の字として区別されるようになった。〔説文〕七下に「佩巾なり」とあり、その佩巾を以てものを拭うことを
(さつ)という。〔玉
〕に「本(もと)以て物を拭ふ。後人之れを頭に
(つ)く」とあり、頭巾をいう。もと礼装に用いた
膝の類が、時代とともに変化して、のちには布帛をいう字となった。
立〕巾 ハラコ・ノル・タナコヒ・カカホル・カフル・タホフ 〔字鏡集〕巾 タナコヒ・ノコフ・カザル・カウフリ・トラフ・ノリモノ・コシ
〕に百七十一字を属する。六朝には服飾が多様化して、造字の必要があったのであろう。部中に帚を収めるが、帚は箒を立てた形で、巾に従う字ではない。なお
・帛・
(へい)はそれぞれ部首の字である。
▶・巾角▶・巾客▶・巾幗▶・巾額▶・巾褐▶・巾冠▶・巾巻▶・巾盥▶・巾環▶・巾
▶・巾篋▶・巾
▶・巾笏▶・巾
▶・巾衫▶・巾子▶・巾笥▶・巾
▶・巾
▶・巾車▶・巾袖▶・巾
▶・巾飾▶・巾
▶・巾箱▶・巾
▶・巾
▶・巾舞▶・巾服▶・巾払▶・巾
▶・巾
▶・巾履▶・巾涙▶
巾・冠巾・岸巾・
巾・
巾・
巾・香巾・絳巾・縞巾・紗巾・
巾・雑巾・手巾・頭巾・茶巾・佩巾・白巾・帛巾・披巾・布巾・舞巾・風巾・服巾・幅巾・濫巾・領巾・綸巾・鹿巾出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...