デジタル大辞泉
「幅」の意味・読み・例文・類語
ふく【幅】
[名]床の間に掛けて飾りとする軸物。掛け物。「山水の幅」
[接尾]助数詞。掛け物・軸物などを数えるのに用いる。上に来る語によっては「ぷく」「ぶく」となる。軸。「二幅の掛け軸」
の【▽幅/▽布】
1 布の幅を数える単位。一幅は鯨尺で1尺(約37.9センチ)。
2 一幅分の布。はぎ合わせた衣や幕などの一部をさすのに用いる。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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はば【幅・巾】
- 〘 名詞 〙
- ① 物の横の端から端までの距離。横のさしわたし。幅員(ふくいん)。よこはば。
- [初出の実例]「モメンノ fabaga(ハバガ) ヒロイ、または、セバイ」(出典:日葡辞書(1603‐04))
- ② ( 形動 ) 世間に、他のものより大きな割合で自分の位置を占めること。威勢のあること。また、そのさま。はぶり。
- [初出の実例]「武道はしらねども、時のはばに任、無案内なる男道の穿鑿(せんさく)、中々おかし」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品一二)
- 「その事が私共の自惚をいふのに幅のない声きり出させなかったのである」(出典:大津順吉(1912)〈志賀直哉〉二)
- ③ 他に誇ること。自慢。
- [初出の実例]「元来(もと)此華(はな)と云ものは、客のはばにばかりやる物にてはなし。女郎のはばに、客のやる事ぞかし」(出典:洒落本・水月ものはなし(1758)下)
- ④ 他にはばからないこと。おおっぴらであること。公然。
- [初出の実例]「けふよりはほんの夫婦と新枕、はばでねねするうれしさを」(出典:富本・文月笹一夜(笹の一夜)(1766))
- ⑤ ある広がり。制限された中で、自由にできる余地。ゆとり。余裕。
- [初出の実例]「学問の幅を増し」(出典:文法学者も戦争を呪詛し得ることについて(1948)〈渡辺一夫〉)
- ⑥ 仕入値段と売り値との差額。また、取引相場で、高値と安値との間に生じた差額。値幅。
の【幅・布】
- 〘 名詞 〙
- ① 和語の数詞に付けて、布や織物の幅を数える単位。織り上げられた布の幅をいい、現今では、普通三六センチメートル(鯨尺九寸五分・曲尺一尺一寸九分)。その幅のままで衣服や幕などを作った場合に、横に何本の布を縫い合わせて使ってあるかを数えるのに、二(ふた)の、三(み)の、などと用いる。〔十巻本和名抄(934頃)〕
- [初出の実例]「今日は蚊帳の祝儀とて萌葱の生絹(すずし)六
(むノ)七
(ななノ)」(出典:浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)中)
- ② 一幅分の布をさしていう。仕立て上げられた衣類や幕などの一部をさすのに用いる。
- [初出の実例]「主や誰しる人なしに藤袴見ればのごとにほころびにけり〈隆源〉」(出典:詞花和歌集(1151頃)秋・一一五)
ふく【幅】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 掛軸。掛物。軸物。軸。
- [初出の実例]「昼燭す涅槃の幅や東福寺〈露石〉」(出典:春夏秋冬‐春(1901)〈正岡子規編〉)
- [ 2 ] 〘 接尾語 〙 ( 上にくる語によって「ぷく」「ぶく」となる ) 画像・掛軸(かけじく)などを数える場合に添える語。軸。〔運歩色葉(1548)〕
- [初出の実例]「二幅対のかけ絵」(出典:南方録(17C後)棚)
- [その他の文献]〔韓愈‐桃源図詩〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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「幅」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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