デジタル大辞泉
「つっと」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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つっ‐と
- 〘 副詞 〙 ( 「つと」の変化した語 )
- ① 勢いよくすばやいさまを表わす語。さっと。急に。〔名語記(1275)〕
- [初出の実例]「少しの間立寄、内へつっと入申」(出典:仮名草子・竹斎(1621‐23)下)
- ② 支障なく速やかで十分であるさまを表わす語。ずいと。
- [初出の実例]「矢はあなたへつっと通て大地にづはとたつ」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)中)
- ③ ぐずぐずしないでしっかりしているさまを表わす語。
- [初出の実例]「来此はや八十日斗になる。何不レ帰ぞ。つっと今帰らいでは」(出典:古文真宝彦龍抄(1490頃))
- ④ 状態、程度などについて、それがはなはだしいさまを表わす語。ずっと。とっと。
- [初出の実例]「急な事を行て、つっとわるくなったよぞ」(出典:両足院本毛詩抄(1535頃)二)
- ⑤ 空間または時間がへだたっているさま、また、同じ状態が、長く継続するさまを表わす語。ずっと。
- [初出の実例]「つっと入だうの仏はあみだにてすまひのとって四十八あり」(出典:俳諧・竹馬狂吟集(1499)一〇)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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