デジタル大辞泉
「軽軽」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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かる‐がる【軽軽】
- 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
- ① いかにも目方が軽そうに事を行なうさま。
- [初出の実例]「百斤のをもい者をかるかると手にあげて持たぞ」(出典:玉塵抄(1563)六)
- ② さり気なく自然な様子で事を行なうさま。
- [初出の実例]「かやうの能に、『いつかさてたづぬる人を』など、かるがるはやばやとうたふべし」(出典:申楽談儀(1430)万事かかり也)
- 「『冬が過ぎればまた春になりますからねエ』と小山はさも軽々(カルガル)と答へた」(出典:小春(1900)〈国木田独歩〉五)
- ③ 気持などがはればれとしているさま。
- [初出の実例]「茂は、口笛でも吹きたいような、軽々(カルガル)とした気持になって」(出典:金(1926)〈宮嶋資夫〉四)
かろ‐がろ【軽軽】
- 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
- ① いかにも目方が軽そうに事を行なうさまを表わす語。かるがる。
- [初出の実例]「山伏、長講を小脇に挟で、三重に構たる桟敷を軽々(カロカロ)と飛越て」(出典:太平記(14C後)二七)
- ② 程度が非常に軽いさまを表わす語。
- [初出の実例]「養性いたしければ、思ひの外に疱(いも)、疹(はしか)かろがろといたしけり」(出典:仮名草子・浮世物語(1665頃)一)
きょう‐きょうキャウキャウ【軽軽】
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 言動がかるがるしいさま。軽薄。→けいけい(軽々)。
- [初出の実例]「さるは、いと、きゃうきゃうなりや。この、事のさまよ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜上)
- 「いときゃうきゃうなればなん、こまかなる事どもをば、え掟て仕うまつらずや」(出典:栄花物語(1028‐92頃)楚王の夢)
けい‐けい【軽軽】
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 かるがるしいさま。深く注意を払わないさま。副詞的に用いることも多い。
- [初出の実例]「貪財の字を軽軽に看過せさるはなし」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四)
- [その他の文献]〔劉向‐関尹子書録〕
きょうきょう‐
しキャウキャウ‥【軽軽】
- 〘 形容詞シク活用 〙 かるがるしい。かるはずみである。軽率である。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「軽軽」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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