ずんずん(読み)ズンズン

デジタル大辞泉 「ずんずん」の意味・読み・例文・類語

ずん‐ずん

[副]
人が、勢いよくためらわずに進んでいくさま。「振り向きもせずずんずん(と)歩く」
物事が、勢いよくとどまることなく進むさま。「仕事がずんずん(と)はかどる」
[類語](1身軽い身軽軽軽かるがる軽快かろやか簡捷かんしょうはしこいすばしこい素早い手早い敏速敏活迅速敏捷びんしょう手ばしこい手早速やか速い足早早足小走り機敏一瀉いっしゃ千里急ピッチ矢の如しはかばかしい目にも留まらぬひらりひょいひょいひょいぴょんぴょんぴょんてきぱきしゃきしゃききびきびクイックスピーディーハイペースさっとちゃちゃとちゃちゃっとさっさとっととついとつっとつとすいとすっとぱっとすたすた/(2ずいとぐいとぐんぐんどんどんすらすら見る見るめきめき見る間にとんとんぐいぐいどしどしさっとさっさとっととはかばかしい円滑スムーズすいすいとんとん拍子着着順調快調好調淀みない淀みなく上首尾首尾良くすらすらはかどるあっと言う間間髪をれず迅速速やか立ち所に即座即刻時を移さずすぐさま途端たちまち刻刻刻一刻時時刻刻次第次第に矢継ぎ早波に乗る

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精選版 日本国語大辞典 「ずんずん」の意味・読み・例文・類語

ずん‐ずん

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 傷などが脈搏(みゃくはく)に合わせて間歇(かんけつ)的に痛むさま、物音寒気などが身体に響くさまなどを表わす語。ずきずき。
    1. [初出の実例]「ずんずんとボンの凹から寒哉」(出典:俳諧・七番日記‐文政元年(1818)八月)
  3. 人が脇目もふらないで力強く進んで行くさまを表わす語。〔俚言集覧(1797頃)〕
    1. [初出の実例]「母は矢張無言でずんずん落葉に埋む小途を山へ山へと上って行くから」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一)
  4. 物事が遅滞なく、すみやかにすすむさま、また、程度のはなはだしさが容赦なく加わり増すさまを表わす語。どんどん。
    1. [初出の実例]「いつもいつも羨ましい。有る所には、づんづんと金儲けだね」(出典:歌舞伎・曾我梅菊念力弦(1818)三立)
    2. 「兎に角婦人ですらずんずん上京するものを」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉四)

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デジタル大辞泉プラス 「ずんずん」の解説

ずんずん!

山本一力小説。牛乳配達員が配達中に気付いた異変から起こるささいな奇跡を描く。2016年刊行。2022年にテレビ朝日系列で単発のスペシャルドラマが放映された(脚本:小峯裕之、主演:小堺一機)。

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