身軽(読み)ミガル

デジタル大辞泉 「身軽」の意味・読み・例文・類語

み‐がる【身軽】

[名・形動]
動作が軽快であること。また、そのさま。「身軽に川を飛び越える」
衣服荷物などに余分なものがないこと。また、そのさま。「身軽格好
責任職務などから離れて、気楽であること。また、そのさま。「会長を辞して身軽になる」
妊婦が出産して身が軽くなること。また、そのさま。「出産して身軽になる」
[派生]みがるさ[名]
[類語](1身軽い簡捷かんしょうはしこいすばしこい素早い手早い敏速敏活迅速敏捷びんしょう手ばしこい手早速やか速い足早早足小走り機敏一瀉いっしゃ千里急ピッチ矢の如しはかばかしい目にも留まらぬひょいてきぱきしゃきしゃききびきびずんずんクイックスピーディーハイペースちゃちゃとちゃちゃっととっととついとつっとつとすいとすっとぱっとすたすた軽い軽量軽軽軽快かろやかひらりライトひょいひらりひょいひょいぴょんぴょんぴょんさっとさっさ/(3身軽い気楽のんき安楽太平楽安閑団扇うちわ能天気気軽気軽いのうのうのほほんぬるま湯につかる

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精選版 日本国語大辞典 「身軽」の意味・読み・例文・類語

み‐がる【身軽】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. からだの動きが軽快であること。敏捷であること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「くらをいた馬に手をかけてひらりと身がるにわかうすくやかさうにのったなりぞ」(出典:玉塵抄(1563)三二)
  3. (はら)んだ子を産んで身の軽くなること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「腹の子を産むまで生きていよふと〈略〉『そんならわたしゃ身軽になるまで』」(出典:歌舞伎・小袖曾我薊色縫(十六夜清心)(1859)四立)
  4. 身支度軽装であるさま。
    1. [初出の実例]「上袍(うはぎ)を脱ぎて、軽装(ミガル)に打扮(いでた)ち」(出典:暴夜物語(1875)〈永峰秀樹訳〉黒島王の伝)
  5. 足手まといがなくて行動が気楽にできるさま。

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