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捗捗しい/果果しい ハカバカシイ

デジタル大辞泉の解説

はかばか‐し・い【捗しい/果しい】

[形][文]はかばか・し[シク]
物事が望ましい方向へ進むさま。順調に進むさま。多く打消しの語を伴って用いる。「工事の進みぐあいが―・くない」「回復が―・くない」
際立っている。はっきりしている。
「空の気色、―・しくも見えず」〈更級
頼りがいがある。しっかりしている。
「取り立てて―・しき後見しなければ」〈・桐壺〉
身分や行動がきちんとしている。ちゃんとしている。
「都の内といへど、―・しき人の住みたるわたりにもあらず」〈・玉鬘〉
表向きで堂々としているさま。れっきとしている。
「この魚、おのれら若かりし世までは、―・しき人の前へ出づること侍らざりき」〈徒然・一一九〉
ふてぶてしくて、したたかである。
「あら、―・しや、盗人よ」〈謡・烏帽子折
[派生]はかばかしげ[形動]はかばかしさ[名]

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

はかばかしい【捗捗しい】

( 形 ) [文] シク はかばか・し
(現代語ではふつう下に打ち消しの言い方を伴って用いられる)
物事が順調に進んでいる。望みどおりの方向にいっている。うまくいっている。また、はかどっている。 「工事の進み方が-・くない」 「事業が-・くない」 「病状が-・くない」 「 - ・い返事が聞けない」 「かやうの御ありきには、随身がらこそ-・しき事もあるべけれ/源氏 末摘花
頼みがいがある。しっかりしている。 「おほやけに仕うまつり、-・しき世の固めなるべきも/源氏 帚木
きわだっている。はっきりしている。 「はかなき花・紅葉といふも、折節の色合ひつきなく-・しからぬは/源氏 帚木
明確である。たしかである。 「その折りの心地のまぎれに-・しうも聞き置かずなりにけり/源氏 須磨
重要である。公式である。本格的である。 「此の魚、己ら若かりし世までは、-・しき人の前へ出づる事侍らざりき/徒然 119
[派生] -げ ( 形動 ) -さ ( 名 )

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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