精選版 日本国語大辞典「害」の解説
がい【害】
〘名〙
① そこなうこと。傷つけること。→害する。
※菅家後集(903頃)詠楽天北
三友詩「応レ感不レ嫌又不レ厭、且知無レ害亦無レ機」

※今昔(1120頃か)二七「此は物(もの)の気(け)也。但し人の為に害を可成き者には非(あら)ず」 〔詩経‐邶風・泉水〕
かい【害】
※仮名草子・浮世物語(1665頃)四「蜻蜓(とんぼう)は草葉に止りて水を飲み、己(おのれ)飽足(あきだ)りて蓄(たくはへ)無し。この故に邪(よこしま)の害(カイ)を受けず」
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