ことわざを知る辞典「弱り目に祟り目」の解説
弱り目に祟り目
[使用例] こっちは弱り目にたたり目さ、戦争中は富良野の空襲で家財道具一切合切焼いてしまうし、戦後は復員が遅れたばっかりに仕事からは取り残される……おまけに大病してしまって、ついこのあいだまで寝込んでしまったんだ[平岩弓枝*旅路|1967]
[解説] 非常に困った状況で、さらに悪いことが起こると、まるで何かが祟ったかのように感じられます。「弱り目」は弱った状態。「祟り目」は災いに遭ったことを語呂を合わせて言ったものです。
[類句] 泣きっ面に蜂
〔英語〕Misfortunes never come singly.(不運は単独で来やしない)
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