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雪害 せつがい snow damage

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

雪害
せつがい
snow damage

が関係して生じる災害。(1) 積雪害 雪が道路や鉄道線路などに積もって交通機関が混乱する災害。(2) 雪圧害 屋根や木に積もった雪の加重で家が倒壊したり,樹木の枝が折れたりする災害。(3) 着雪害 送電線に雪が付着し,その加重で送電線が切れたり鉄塔が倒れたりする災害。

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デジタル大辞泉の解説

せつ‐がい【雪害】

降雪・なだれなど、雪による被害。

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世界大百科事典 第2版の解説

せつがい【雪害】

日本の国土の約半分が雪国といわれており,古来いわゆる表日本と比べて冬の生活に大きな差別を受けてきた。また北陸地方のような低緯度で人口の多い平野に大雪が降るのは世界の中で日本だけといえる。これは冬の寒さのきびしい北西季節風日本海を流れる対馬暖流相互作用によるものである。雪害にもいろいろの種類があり,また時代とともにその様相が変わってきている。まず降雪は視程を妨げ,航空機,船舶,自動車などの運行に支障を与え,電線などに着雪して断線・停電の原因となる。

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大辞林 第三版の解説

せつがい【雪害】

降雪・なだれなどの雪によって、交通機関・農作物・樹木などがこうむる被害。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

雪害
せつがい

多量な積雪によって生ずる災害。日本では、冬季に北西の季節風によって多量の降雪がもたらされる中部地方より北の日本海側、北海道の西部に雪害が多く発生する。しかし、冬から春にかけて、日本の南岸を通る低気圧による降雪で、太平洋側にも大きな雪害を引き起こすことがある。
 多量な積雪による被害としては、交通障害とそれによる経済活動の阻害、生鮮食料品などの生活物資の流通が阻まれることによる生活上の支障などが大きい。また雪おろしによる労働の過重や出費、その際の転落などによる傷害もけっして無視できない生活上の負担である。
 大雪の荷重による家屋や公共建物の倒壊は、密度の大きな北陸地方の場合にとくに大きい。雪の密度を1立方センチメートル当り0.1グラムとすると、1立方メートルで100キログラム、したがって1メートルの積雪では33.1平方メートル(10坪)の屋根では3.3トンの荷重となる。
 斜面の積雪の緩やかな移動で、林木などは根曲がりの害を生じ、また平地でも果樹などは、積雪の重さからくる沈みによる折損も大きい。積雪の下のムギなどは多湿と0℃前後の気温のために消耗して、雪腐(ゆきぐされ)病に冒される。そのほか、0℃前後のときに降る多湿な雪により電線着雪を生じ、高圧線電柱などの倒伏の害や、それに伴う停電の害がある。また春先の融雪洪水も雪害である。近年では1963年(昭和38)1月(三八豪雪(さんぱちごうせつ))、81年1月(五六豪雪(ごうろくごうせつ))の豪雪による雪害が顕著であった。[安藤隆夫]

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