禍害(読み)カガイ

デジタル大辞泉 「禍害」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「禍害」の意味・読み・例文・類語

か‐がいクヮ‥【禍害】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 八卦忌(はっけいみ)でいう、凶方の一つ。禍害の方。遊年の卦(か)の、下段陰陽を変えたもの。例えば、遊年が離なら禍害は艮。犯土造作など諸事を避けた。→八卦忌
    1. [初出の実例]「産経云〈略〉天門鬼門雖吉神、而是小児禍害絶命之地故不吉」(出典医心方(984)二三)
  3. わざわい。災難。不幸。禍災
    1. [初出の実例]「残賊を誅して禍害(クヮガイ)を絶つと云ふ事」(出典:大塩平八郎(1914)〈森鴎外〉九)
    2. [その他の文献]〔韓非子‐解老〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「禍害」の読み・字形・画数・意味

【禍害】か(くわ)がい

わざわい。〔韓非子、解老〕人~心、畏すれば、則ち行ひ端直に、行ひ端直なれば、則ち無し。無ければ、則ち天年を盡す。

字通「禍」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android