物部神社(読み)モノノベジンジャ

百科事典マイペディアの解説

物部神社【もののべじんじゃ】

島根県大田市川合町に鎮座。旧国幣小社。宇麻志摩遅(うましまじ)命をまつる。祭神は物部氏の祖神。6世紀の創建と伝える。延喜式内社とされ,石見(いわみ)国の一宮。例祭は10月9日。ほかに奉射祭(1月7日),鎮魂祭(11月24日)などがある。

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デジタル大辞泉プラスの解説

物部神社

島根県大田市にある神社。延喜式内社。主祭神、宇摩志麻遅命(うましまじのみこと)は物部氏の祖とされる。石見国一宮。本殿裏手には、古くは神体として崇められた八百山がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

もののべじんじゃ【物部神社】

島根県大田市川合町に鎮座。宇摩志麻遅(うましまじ)命をまつる。宇摩志麻遅命は物部氏の祖とされ,社伝によれば,神武天皇が大和に入ってのち,その詔をうけて播磨,丹波等を経て石見国を平定,この地でなくなり八百山に葬られたが,継体天皇のときその墓前に社殿を造営したのが当社の創建と伝える。神階は869年(貞観11)正五位下,941年(天慶4)従四位上,延喜の制で小社。のち石見国一宮とされ,中世には毛利氏の保護をうけ,近世は朱印領300石。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

物部神社
もののべじんじゃ

島根県大田(おおだ)市川合町に鎮座。宇摩志麻遅命(うましまじのみこと)を祀(まつ)る。宇摩志麻遅命は饒速日命(にぎはやひのみこと)の子で物部氏の祖。神武(じんむ)天皇の詔(みことのり)を受けて、播磨(はりま)を経て石見(いわみ)に至り、その地を平定ののち守護にあたり、当地で薨(こう)じ、のち継体(けいたい)天皇のとき、子孫が社殿を造営したのが本社の創建と伝承する。941年(天慶4)従(じゅ)四位上、『延喜式(えんぎしき)』で小社、のち石見国一宮(いちのみや)とされ、中世には武将の保護を受け、近世江戸幕府より朱印領300石を受けた。明治の制で国幣小社。例祭10月9日。ほかに1月15日の小豆御贄(あずきみにえ)神事など特殊神事が多い。[鎌田純一]

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世界大百科事典内の物部神社の言及

【鎮火祭】より

…同社の鎮火祭は,祭場を庭上に設け,鎮火の儀は,庭上の火の上るのを待って,川菜を投じ,水をそそぎ,土をもって火を埋める。このほか,祭儀の方法は異なるが,青森県の岩木山(いわきやま)神社,大阪市の生国魂(いくくにたま)神社,島根県の物部(もののべ)神社,東京都台東区の秋葉神社などでも行われる。【沼部 春友】。…

【鎮魂祭】より

…もと宮内庁で行われたが,現在は宮中三殿内の綾綺殿(りようきでん)で行う。宮中のほか,奈良県の石上(いそのかみ)神宮,新潟県の弥彦神社,島根県の物部神社などでも,鎮魂祭が行われている。【沼部 春友】。…

※「物部神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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