デジタル大辞泉 「福」の意味・読み・例文・類語
ふく【福】
1 運のよいこと。幸運。幸い。しあわせ。「
2 神仏への供え物のおさがり。また、それをいただくこと。おふく。ごふく。
「このすずは鞍馬の―にて候ふぞ」〈著聞集・一八〉
[名・形動ナリ]ゆたかなこと。裕福なこと。また、そのさま。
「―な旦那を取り放してはと」〈浮・禁短気・五〉
[類語]幸福・幸せ・幸い・
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…寺院については1185年(文治1)文覚(もんがく)が起請文の中で神護寺における酒宴を禁じたほか,1214年(建保2)の極楽坊起請,32年(貞永1)の海竜王寺制規など,その事例は多い。公家の場合も1191年(建久2)の新制で〈隣里雑人の群飲射的〉を〈闘殺の根元〉として禁じ,1212年(建暦2)と31年(寛喜3)の新制にも同様の条文があり,公家新制に応じて制定された1226年(嘉禄2)と63年(弘長3)の興福寺の新制でも酒宴は禁じられている。鎌倉幕府が1252年(建長4)以後,しばしば沽酒(こしゆ)禁制を発しているのも,同じ効果をねらったのであろうが,〈二条河原落書〉に詠まれたような茶寄合,連歌会にともなう〈飲酒乱舞〉に対し,1336年(延元1∥建武3)室町幕府は《建武式目》の第2条で〈群飲佚遊〉を厳しく禁じたのである。…
※「福」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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