親しむ(読み)シタシム

デジタル大辞泉 「親しむ」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「親しむ」の意味・読み・例文・類語

したし・む【親】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙 ( 「した(心)し(染)む」の意ともいう )
  2. ある人と親しくする。むつまじくする。心やすくする。懇意にする。したしぶ。
    1. [初出の実例]「隣境の諸国、其の賤しき種(やから)なりといふことを鄙(かたな)むでともに交親(シタシム)こと莫し」(出典:大唐西域記長寛元年点(1163)三)
    2. 「未だ親(シタシマ)ざるに交りの久からん事を語ひ」(出典:太平記(14C後)三四)
  3. ある物事何度も接して、身近に感じる。
    1. [初出の実例]「一度親しみ馴つるに功徳深く染(そみ)にたり」(出典:今昔物語集(1120頃か)三)
    2. 「戸棚から八犬伝、三国誌などを引っぱり出し、おなじみの信乃や道節、孔明や関羽に親しむ」(出典:龍舌蘭(1905)〈寺田寅彦〉)

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