親しむ(読み)シタシム

デジタル大辞泉 「親しむ」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「親しむ」の意味・読み・例文・類語

したし・む【親】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙 ( 「した(心)し(染)む」の意ともいう )
  2. ある人と親しくする。むつまじくする。心やすくする。懇意にする。したしぶ。
    1. [初出の実例]「隣境の諸国、其の賤しき種(やから)なりといふことを鄙(かたな)むでともに交親(シタシム)こと莫し」(出典:大唐西域記長寛元年点(1163)三)
    2. 「未だ親(シタシマ)ざるに交りの久からん事を語ひ」(出典:太平記(14C後)三四)
  3. ある物事何度も接して、身近に感じる。
    1. [初出の実例]「一度親しみ馴つるに功徳深く染(そみ)にたり」(出典:今昔物語集(1120頃か)三)
    2. 「戸棚から八犬伝、三国誌などを引っぱり出し、おなじみの信乃や道節、孔明や関羽に親しむ」(出典:龍舌蘭(1905)〈寺田寅彦〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む