デジタル大辞泉
「琴瑟相和す」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
きんしつ【琴瑟】=相和(あいわ)す[=調(ととの)う]
- ( 琴と瑟とを合奏してその音がよく合うところから ) 夫婦の仲がむつまじいことのたとえ。
- [初出の実例]「今の日本の婚姻の不都合なるは各家とも概ね琴瑟(キンシツ)相調はず風波時に生ずるを見ても知るべし」(出典:筆まかせ(1884‐92)〈正岡子規〉一)
琴瑟相和すの補助注記
「詩経‐小雅・常棣」に「妻子好合、如レ鼓二琴瑟一」とある。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
琴瑟相和す
夫婦の仲がむつまじいことのたとえ。
[使用例] この夫婦仲は決して琴瑟相和したものではなかったから[有吉佐和子*助左衛門四代記|1963]
[由来] 「[詩経]―小雅・常棣」の詩句から。妻子が仲よくしているようすを、「琴瑟を鼓するがごとし(琴と瑟とで合奏しているようだ)」とたとえています。「瑟」は、「琴」とよく似た楽器で、より大型のもの。この詩では妻子に関して言っていますが、後に、夫婦に対して使われるようになりました。
〔異形〕琴瑟調和す/琴瑟調う。
出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報
Sponserd by 