デジタル大辞泉 「心を許す」の意味・読み・例文・類語 心こころを許ゆる・す 気を許す。また、うちとける。「彼に―・したのがまちがいだった」「互いに―・した間柄」[類語]心が通う・心を通わす・気が置けない・胸襟を開く・腹を割る・心を開く・気を許す・肝胆相照らす・以心伝心・呼応・意気投合・合意・コンセンサス・息が合う・反りが合う・反り・馬が合う・気が合う・肌が合う・琴瑟きんしつ相和す・打てば響く・つうかあ・ファミリア・フレンドリー・アットホーム・ドメスティック・家庭的・打ち解ける・解け合う・馴染む・親しむ・心安い・水いらず・親しい・近しい・気安い・睦むつまじい・親密・懇意・昵懇じっこん・懇親・別懇・懇ねんごろ・親愛・和気藹藹あいあい・仲良し・人なつこい・取っ付きやすい・懐こい・如才ない・調子がいい・なれなれしい・馴染み深い・つう‐つう・応える・共鳴・同感・共感・拈華微笑ねんげみしょう・心を合わせる・心を一にする・心を交わす・心を以て心に伝う 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「心を許す」の意味・読み・例文・類語 こころ【心】 を 許(ゆる)す ① 心の緊張をゆるめて人にうちとける。特に、愛情を受け入れる。[初出の実例]「年深く 長くし云へば まそ鏡 磨ぎし情乎(こころヲ) 縦(ゆるし)てし その日の極み」(出典:万葉集(8C後)四・六一九)「なさけは交しながら、心をばゆるさず。つれなくて、はしたなからぬ程にいらへつつ」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)三)② 心の緊張をゆるめて必要な注意を怠る。気を許す。油断する。[初出の実例]「たはやすく心ゆるされぬことはあらじと、打解けたるぞかし」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧)「これにありあふ鬼どもよ、心ゆるして怪我するな」(出典:御伽草子・酒呑童子(室町末))③ 迷って心の本体を失う。心にまかせてほしいままにする。[初出の実例]「心放(ユル)せば妖魔となり、収むる則(とき)は仏果を得る」(出典:読本・雨月物語(1776)青頭巾) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by