つうつう(読み)ツウツウ

デジタル大辞泉 「つうつう」の意味・読み・例文・類語

つう‐つう

[名・形動]
意志気心などが互いによく通じ合っていること。また、そのさま。つうかあ。「彼とはつうつうの仲だ」
情報などが筒抜けになっていること。また、そのさま。「話が他社つうつうになる」
[副]物事がさまたげられることなく、どんどん進行するさま。「車がつうつう通りぬける」
[類語]ファミリアフレンドリーアットホームドメスティック家庭的打ち解ける解け合う馴染む親しむ心安い水いらず親しい近しい気安いむつまじい親密懇意昵懇じっこん懇親別懇ねんご親愛和気藹藹あいあい仲良し気が置けない人なつこい取っ付きやすい懐こい如才ない調子がいいなれなれしい馴染み深いつうかあ息が合う反りが合う反り馬が合う気が合う肌が合う琴瑟きんしつ相和す打てば響く意気投合心を通わす心が通う胸襟を開く腹を割る心を開く心を許す気を許す肝胆相照らす心を交わす心を以て心に伝う

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精選版 日本国語大辞典 「つうつう」の意味・読み・例文・類語

つう‐つう

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 物事がさまたげられずにはかどる、または進むさまを表わす語。「すきま風が、つうつう通る」
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 両者の間に何のさまたげもないさま。気脈を通じているさま。
    1. [初出の実例]「私たち二人が、裏でツーツーだからこそ、乗用車の三大メーカーを適当に牛耳れるわけよね」(出典:黒の試走車(1962)〈梶山季之〉一二)

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