精選版 日本国語大辞典 「辻」の意味・読み・例文・類語
つじ【辻】
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沖縄の公娼(こうしょう)地区、遊廓(ゆうかく)。方音チーヂ。1672年那覇の一角に私娼・街娼を集めてつくったのがその起源といわれ、1908年(明治41)には仲島(なかしま)・渡地(わたんじ)の両遊廓を合併して発展した。多くの妓楼(ぎろう)があり、アンマー(母親)とよばれる女性経営者が遊女(「ジュリ」という)たちを抱えていた。遊女は農村から身売りされてくる子女がほとんどで、これを「辻売(ちーぢうい)」あるいは「ジュリ売(うい)」と称した。少女時代に売られてくることが多く、行儀作法・料理・芸能を仕込まれて一人前のジュリになった。なお、辻は完全に女性たちのみによって経営される特別地区で、男性の居住は許されず、また大正期からは自治組織もつくられた。また、辻は単なる遊廓ではなく、男性の社交場としても広く利用され、そのなかから多くの芸能が生まれた。1945年(昭和20)の沖縄戦に至る米軍の大空襲で全壊し消滅。「ジュリウマ」(旧暦1月20日)にかつての名残(なごり)をわずかにとどめている。
[高良倉吉]
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…十字状の道を意味する平安時代の言葉〈十字〉に由来し,その意を表す国字としてつくられた〈辻〉の意味が分化したものであって,細道(《名語記》),小路(《節用集》),ついで横町(《日葡辞書》)の意味にも用いられた。古くは十字,ついで辻,辻子と書かれ,室町時代以降になると図子,通子,厨子,途子などの用例もある。…
…道の辻に立って,通りがかりの人の言葉を聞いて吉凶を判断する占い。別称に,朝占夕占(あさけゆうけ)という名があるように,朝方や夕方の人の姿がはっきりしない時刻に行われ,道行く人の無意識に発する言葉の中に神慮を感じとり,それを神の啓示とした。…
※「辻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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