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ツジ

12件 の用語解説(辻の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

つじ【×辻】

《「つむじ(辻)」の音変化》
道路が十字形に交わる所。四つ辻。十字路。
人が往来する道筋。街頭。
辻総(つじぶさ)」の略。
[補説]「辻」は国字。

つむじ【×辻】

つじ」に同じ。
「道の―にこれを敷きて臥したり」〈今昔・四・二二〉
[補説]「辻」は国字。

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世界大百科事典 第2版の解説

つじ【辻】

辻という文字は日本で作られた会意による国字であり,十字状に交叉する道路を意味した〈十字〉に由来する。道路の交叉点,道ばた,縫い目の十文字になるところ,物の合計や物事の結果などの意味に用いられ,辻商,辻占,辻打,辻君,辻芸ほか50あまりの熟語をつくる。石川県金沢では市場,長崎県南高来郡布津では道の追分,奈良県吉野郡では山道の合した所をいう。 交通の要衝である辻には古来,道祖神をまつった辻社や辻堂など,種々の施設が置かれた。

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大辞林 第三版の解説

つじ【辻】

〔「つむじ(辻)」の転。「辻」は国字〕
二つの道路が十字形に交差している所。また、四方からの道が集まりゆききする人が出会い別れる交通の要所。辻堂・辻社つじやしろが置かれ道祖神がまつられることが多い。十字路。四つ辻。
人通りの多い道筋。ゆききする人を相手に辻芸・辻説法・辻商つじあきないが行われる。街頭。ちまた。

つじ【辻】

姓氏の一。

つむじ【辻】

道が十字に交差している場所。つじ。 〔名義抄〕

出典|三省堂
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日本の地名がわかる事典の解説

出典|講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


つじ

沖縄の公娼(こうしょう)地区、遊廓(ゆうかく)。方音チーヂ。1672年那覇の一角に私娼・街娼を集めてつくったのがその起源といわれ、1908年(明治41)には仲島(なかしま)・渡地(わたんじ)の両遊廓を合併して発展した。多くの妓楼(ぎろう)があり、アンマー(母親)とよばれる女性経営者が遊女(「ジュリ」という)たちを抱えていた。遊女は農村から身売りされてくる子女がほとんどで、これを「辻売(ちーぢうい)」あるいは「ジュリ売(うい)」と称した。少女時代に売られてくることが多く、行儀作法・料理・芸能を仕込まれて一人前のジュリになった。なお、辻は完全に女性たちのみによって経営される特別地区で、男性の居住は許されず、また大正期からは自治組織もつくられた。また、辻は単なる遊廓ではなく、男性の社交場としても広く利用され、そのなかから多くの芸能が生まれた。1945年(昭和20)の沖縄戦に至る米軍の大空襲で全壊し消滅。「ジュリウマ」(旧暦1月20日)にかつての名残(なごり)をわずかにとどめている。[高良倉吉]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のの言及

【辻子】より

…十字状の道を意味する平安時代の言葉〈十字〉に由来し,その意を表す国字としてつくられた〈辻〉の意味が分化したものであって,細道(《名語記》),小路(《節用集》),ついで横町(《日葡辞書》)の意味にも用いられた。古くは十字,ついで辻,辻子と書かれ,室町時代以降になると図子,通子,厨子,途子などの用例もある。…

【辻占】より

…道の辻に立って,通りがかりの人の言葉を聞いて吉凶を判断する占い。別称に,朝占夕占(あさけゆうけ)という名があるように,朝方や夕方の人の姿がはっきりしない時刻に行われ,道行く人の無意識に発する言葉の中に神慮を感じとり,それを神の啓示とした。…

※「辻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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