(読み)ズイ

デジタル大辞泉の解説

ずい【随】

[名・形動ナリ]《「気随」の略》勝手気ままであること。また、そのさま。自由勝手。
「子ヲ―ニ習ワカス」〈日葡

ずい【随〔隨〕】[漢字項目]

常用漢字] [音]ズイ(呉) [訓]したがう まま まにまに
他人の後にそのままついていく。「随員随行随従随伴追随付随夫唱婦随
成り行きにまかせる。「随意随時随想随筆気随
[名のり]あや・みち・ゆき・より
[難読]随神(かんながら)・随意(まにま)に

まに‐ま【随/随意】

他の意志や事態の成り行きに従うさま。
「大君の命の―ますらをの心を持ちてあり巡り」〈・四三三一〉

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世界大百科事典 第2版の解説

ずい【随 Suí】

中国,周代諸侯国の一つ。姓は姫,は侯。春秋時代を通じて存続し,戦国の初めに楚に滅ぼされたと考えられるが,封建された時代や事情などについては不明な点が多い。都邑は現在の湖北省随県とみる説が有力。しかし随県城の北西にある前5世紀ころの古墓(曾侯乙墓(そうこういつぼ))から〈曾侯〉の銘のある青銅器が出土しており,随と曾との関係が論議されている。なお,・唐の隋とは,楊堅(文帝)の父の楊忠北周のとき随国公に封ぜられたことによる命名とされる。

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大辞林 第三版の解説

ずい【随】

〔「気随きずい」の略〕
気まま。勝手。 「この後は-をいだいてあそばれ候へ/咄本・醒睡笑」

まにま【随】

( 副 )
まにまに」に同じ。 「君が-とかくしこそ見も明らめめ/万葉集 3993

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精選版 日本国語大辞典の解説

ずい【随】

〘名〙
① (形動) (「気随(きずい)」の略) 気の向くままにすること。気ままなこと。また、そのさま。勝手。
※兼載雑談(1510頃)「心敬云、たる徳は、老の連歌すいにすることありしとなり
※波形本狂言・忠喜(室町末‐近世初)「伜の時分からずいにそだった物じゃによってあのやうな事じゃ」
② 易の六十四の一つ、。上卦は兌(だ)(沢)、下卦は震(しん)(雷)。沢雷随ともいう。兌は悦を、震は動を表わし、君主が動いて天下の民がよろこび随(したが)うさまを示す。

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