鳥銃(読み)チョウジュウ

デジタル大辞泉 「鳥銃」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「鳥銃」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐じゅうテウ‥【鳥銃】

  1. 〘 名詞 〙 小銃のこと。猟銃。こづつ。もと、鳥を撃つことを目的としたため、あるいはその形が鳥の嘴(くちばし)に似ているところから名づけられたという。鳥嘴銃(ちょうしじゅう)
    1. [初出の実例]「倭俗鳥銃謂鉄炮正鵠謂格」(出典雍州府志(1684)八)
    2. [その他の文献]〔武備志‐二三一・利器〕

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世界大百科事典(旧版)内の鳥銃の言及

【武器】より

…これは暗やみなどで使用され,一見したところは普通の道具であったり生活用具であったから,不意を襲ったり暗殺したりするときに有効であったし,また一般人はもちろん,武術家なども創意工夫をこらして新しいものを開発した。清代の飛道具の主役はやはり銃砲で,鳥銃と呼ばれる前代以来の火縄銃が使用されていた。この鳥銃の長さはおよそ1.8mくらいのものであった。…

※「鳥銃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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