寡黙(読み)カモク

デジタル大辞泉 「寡黙」の意味・読み・例文・類語

か‐もく〔クワ‐〕【寡黙】

[名・形動]口数が少ないこと。また、そのさま。「寡黙な人」
[類語]無口無言不言黙黙黙る沈黙黙りこくる押し黙る黙する黙り込む口を閉ざす口を閉じる口を結ぶ口をつぐむ口を塞ぐ口を封じる口が重いおくびにも出さないだんまり箝口かんこう緘黙かんもく寡言黙秘うんともすんともむっつりノーコメントむすっと黙過もっか完全黙秘口重くちおも口重い黙止暗黙言い渋る言い兼ねる言い淀む口ごもる言わず語らず口が堅い言葉を呑む言を左右にする口を濁す言葉を濁す

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精選版 日本国語大辞典 「寡黙」の意味・読み・例文・類語

か‐もく クヮ‥【寡黙】

〘名〙 (形動) 言葉数が少なくてだまりがちなこと。おしゃべりでないこと。
※雑話筆記(1719‐61)「工夫文字は寡黙の二字に落着申候」
行人(1912‐13)〈夏目漱石塵労「あの落付、あの品位、あの寡黙(クヮモク)、誰が評しても彼女はしっかりし過ぎたものに違ひなかった」 〔江淹‐与交友論隠書〕

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普及版 字通 「寡黙」の読み・字形・画数・意味

【寡黙】か(くわ)もく

ことばが少ない。〔朱子語類、一三〇〕師道)は關西の人なり。其の性寡默、中士大夫と合はず。

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