デジタル大辞泉
「茹る」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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うだ・る【茹】
- 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「ゆだる」の変化したもの )
- ① 湯で煮られて、食物が柔らかくなる。
- [初出の実例]「団子もうだっつらぞ」(出典:少年行(1907)〈中村星湖〉四)
- ② 暑さのためにゆだったような感じになる。体がだるくなる。
- [初出の実例]「薬湯へ煑(ウ)だる程這入っても」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉七)
- ③ 疲れや酔いなどで体がふらふらになる。へたばる。
- [初出の実例]「五人連で大酔にうだって」(出典:滑稽本・八笑人(1820‐49)五)
ゆだ・る【茹・煠】
- 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
- ① 湯で、十分に煮られる。ゆであがる。うだる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
- [初出の実例]「水は白く泡立って、心太も然ぞ煠(ユダ)るだらう」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏)
- ② 暑さのために、からだがぐったりする。うだる。
- [初出の実例]「みよ、午後の残暑に茹った都会の河岸の風物に、歪められたどんな線描がある?」(出典:若い人(1933‐37)〈石坂洋次郎〉上)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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