デジタル大辞泉 「髣髴」の意味・読み・例文・類語
ほう‐ふつ〔ハウ‐〕【×髣×髴/×彷×彿】
1 ありありと想像すること。よく似ているものを見て、そのものを思い浮かべること。「往時を―させる」
「ミイラに因って
2 ぼんやりしていること。
「眸を凝らして海を望めば、―の間」〈鴎外訳・即興詩人〉
[ト・タル][文][形動タリ]
1 ありありと想像するさま。目の当たりに見る思いをするさま。「郷里を―とする」「故人が―として現れる」
2 ぼんやりしているさま。
「彼が何物をか有しているのが、―として認められた様である」〈鴎外・青年〉
3 よく似ているさま。
「田の太夫の舞台顔に―たり」〈逍遥・当世書生気質〉
[類語](1)明瞭・明快・平明・簡明・明晰・明白・明明白白・端的・はっきり・くっきり・ありあり・まざまざ・