カラシニコフ(その他表記)〈ロシア〉Kalashnikov

デジタル大辞泉 「カラシニコフ」の意味・読み・例文・類語

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百科事典マイペディア 「カラシニコフ」の意味・わかりやすい解説

カラシニコフ

ロシア,旧ソ連の軍人,技術将校。西シベリアアルタイ地方の出身。トカレフ拳銃の開発者フィヨドル・バジレヴィッチ・トカレフに見いだされ,1943年旧ソ連最大のトゥーラ造兵廠で兵器開発に従事,1946年,後にAK-47として有名になる全自動発射の自動小銃を設計する。AK-47はシンプルな設計で大量生産に向いていたうえ,並外れた耐久性があるため瞬く間に普及し,旧社会主義圏をはじめ開発途上国などで改良型も含めライセンス生産やコピー生産された。世界中で推計1億丁を超えるAK-47とそのバリエーションが存在するといわれ,少なくとも82ヵ国の兵器庫で発見され14を超える国で製造される状態といわれる。操作も簡便なため訓練を受けていない女性や子供でも数時間・数日で扱えるようになる。〈人類史上もっとも人を殺した兵器〉〈小さな大量破壊兵器〉とも呼ばれている。カラシニコフは旧ソ連で2度社会主義英雄称号を与えられ,ソ連解体後もロシア政府は聖アンドレイ守護勲章を授与している。終身の技術中将として処遇された。

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