上川(町)(読み)かみかわ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「上川(町)」の意味・わかりやすい解説

上川(町)
かみかわ

北海道中央部、上川総合振興局管内の町。1952年(昭和27)町制施行。JR石北(せきほく)本線、国道39号(大雪(たいせつ)国道)、273号が通じる。大雪山石狩(いしかり)山地北見山地の山岳地帯に位置し、原生林が広がる。南部の広い部分が大雪山国立公園域で、石狩川上流の層雲峡、大函(おおばこ)・小函などの景勝地や、層雲峡、愛山渓、大雪高原の各温泉、多目的の大雪ダムなどがある。製材と木材加工が行われ、河谷は高冷稲作地で、肉牛・乳牛飼養も伸びている。ほかにジャガイモグリーンアスパラガスメロンの栽培や、ニジマスなどの淡水魚養殖が行われる。面積1049.47平方キロメートル、人口3500(2020)。

岡本次郎


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android