何とは無し(読み)ナニトハナシ

デジタル大辞泉 「何とは無し」の意味・読み・例文・類語

なにとは・し

別にどうということもない。なんとはなし。
「―・けれど、過ぐる齢にそへて忘れぬ昔の御物語など承り」〈鈴虫
[類語]さりげない何気ないそれとなくそれとなしに何心ない遠回し気軽い大様おおよう大らか鷹揚おうようなんだかなんとなくそこはかとないほんのりどことなく心なしなにかしら思いなしか広い寛闊かんかつ寛大寛容寛弘かんこう広量おっとり磊落らいらく開豁かいかつ闊達豪胆豪放剛毅放胆大胆太っ腹雅量大量悠揚悠然泰然泰然自若綽然しゃくぜん自若悠悠浩然堂堂正正堂堂毅然肝が据わる腹が据わる

なんとは‐なし【何とは無し】

[副]何と無く」に同じ。多く「何とは無しに」の形で用いる。
学校を休んで、―に日を送っていましたが」〈独歩・あの時分

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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