寛大(読み)カンダイ

デジタル大辞泉 「寛大」の意味・読み・例文・類語

かん‐だい〔クワン‐〕【寛大】

[名・形動]度量が大きく、思いやりがあり、むやみに人を責めないこと。また、そのさま。「寛大処置
[派生]かんだいさ[名]
[類語]広い寛闊かんかつ寛容寛弘かんこう広量大様おおよう大らかおっとりさりげない何気ないそれとなくそれとなしに何心ない遠回し気軽い何とはなし鷹揚おうよう磊落らいらく開豁かいかつ闊達豪胆豪放剛毅放胆大胆太っ腹雅量大量悠揚悠然泰然泰然自若綽然しゃくぜん自若悠悠浩然堂堂正正堂堂毅然肝が据わる腹が据わる

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精選版 日本国語大辞典 「寛大」の意味・読み・例文・類語

かん‐だいクヮン‥【寛大】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) 心が広くゆったりしていること。おおようであること。度量の大きく、思いやりのあること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「寛大にして極まらざる時は、喜怒これにさはらずして、物のためにわづらはず」(出典:徒然草(1331頃)二一一)
    2. 「刑罰寛大(クヮンダイ)と貴ぶは、当今の文明開化にして」(出典西洋道中膝栗毛(1874‐76)〈総生寛〉一二)
    3. [その他の文献]〔新書‐数寧〕
  3. 容量の大きいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「細末五比を寛大の列篤爾多に納れ」(出典:舎密開宗(1837‐47)内)

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普及版 字通 「寛大」の読み・字形・画数・意味

【寛大】かん(くわん)だい

度量が大きい。〔漢書、宣帝紀〕今、或いは姦を禁ぜざるを以て大と爲し、罪を縱(はな)ち釋(ゆる)すを不苛と爲し、或いは惡を以て賢と爲す。皆其の中を失せり。

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