何だか(読み)ナンダカ

デジタル大辞泉 「何だか」の意味・読み・例文・類語

なん‐だか【何だか】

[副]物事がはっきりしないさま。原因理由などがよくわからないさま。「何だか雲行きが怪しい」「何だか悲しい気分だ」
[類語]何となくそこはかとないほんのり何とはなしどことなくそれとなしに心なしなにかしら思いなしかほのかぼけっと朦朧もうろうぼやける雲をつかむ不確かもやもや曖昧曖昧模糊模糊ファジー茫乎ぼうこぼうっと茫茫漠漠不明瞭茫漠もやくやもやつくぼんやり彷彿ほうふつ不鮮明憂鬱憂さ鬱気気鬱鬱鬱陰鬱鬱然鬱陶しい物憂い暗鬱沈鬱くよくよくしゃくしゃ重苦しいくさくさ滅入る塞ぐ塞ぎ込む気塞ぎ悶悶もんもんやるせないくすぶるわだかまる意気消沈暗澹あんたん胸騒ぎ怪訝けげんいぶかしいいぶかる辛気歯がゆいいらいら

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精選版 日本国語大辞典 「何だか」の意味・読み・例文・類語

なん‐だ‐か【何か】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「なん(何)」に助動詞「だ」、助詞「か」が付いてできたもの ) 明確な根拠のない、あるいは自信のない判断を示す時に用いる。どういうわけか、何となく。
    1. [初出の実例]「おこり病ひを見るやうに、総身ががたがたふるへ出し、なんだか腰が据(すは)らぬわへ」(出典歌舞伎・暫(1714))

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