デジタル大辞泉
「おっとり」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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おっとり
- 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いる場合もある )
- ① 人柄、態度などが、おおようで、こせこせしていないさま。
- [初出の実例]「何処か鷹揚な、柔みのある、おっとりした眼鼻立のしまった人物で」(出典:玄武朱雀(1898)〈泉鏡花〉六)
- ② ( 比喩的に ) 日ざしやあたりの様子などがおだやかなさま。
- [初出の実例]「白い霜を一度に摧(くだ)いた日が、〈略〉穏かな往来をおっとりと一面に照らしてゐた」(出典:彼岸過迄(1912)〈夏目漱石〉停留所)
おっとりの補助注記
高田保「舗道雑記帖‐銀座雑記帳」には「幾分好人物のやうなおっとりさで、歩調を合せながらついてゐたものなのだ」のように、接尾語「さ」の付いた名詞「おっとりさ」の例が見られる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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