初時雨(読み)ハツシグレ

デジタル大辞泉 「初時雨」の意味・読み・例文・類語

はつ‐しぐれ【初時雨】

その年初めて降る時雨 冬》「―猿も小蓑こみのをほしげなり/芭蕉
[類語]雨天荒天悪天雨空梅雨空雨降り雨催い雨模様遣らずの雨降雨一雨お湿り慈雨山雨小雨涙雨微雨細雨煙雨霧雨糠雨小糠雨大雨・どか雨・篠突く雨風雨暴風雨豪雨強雨雷雨にわか雨通り雨村雨驟雨夕立白雨スコール照り降り雨日照り雨天気雨狐の嫁入り春雨はるさめ春雨しゅんう卯の花腐し五月雨さみだれ五月雨さつきあめ地雨長雨淫雨霖雨涼雨秋霖秋雨時雨村時雨氷雨冷雨雨氷酸性雨

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精選版 日本国語大辞典 「初時雨」の意味・読み・例文・類語

はつ‐しぐれ【初時雨】

  1. 〘 名詞 〙 その年に初めて降るしぐれ。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「はつしくれふりそめしよりきくの花こがれしいろぞまたそはりける」(出典:躬恒集(924頃))
    2. 「はつしくれ、いつしかと気色だつに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)賢木)

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