地雨(読み)ジアメ

デジタル大辞泉 「地雨」の意味・読み・例文・類語

じ‐あめ〔ヂ‐〕【地雨】

一定の強さで長く降りつづく雨。
[類語]雨天荒天悪天雨空梅雨空雨降り雨催い雨模様遣らずの雨降雨一雨お湿り慈雨山雨小雨涙雨微雨細雨煙雨霧雨糠雨小糠雨大雨・どか雨・篠突く雨風雨暴風雨豪雨強雨雷雨にわか雨通り雨村雨驟雨夕立白雨スコール照り降り雨日照り雨天気雨狐の嫁入り春雨はるさめ春雨しゅんう卯の花腐し五月雨さみだれ五月雨さつきあめ長雨淫雨霖雨涼雨秋霖秋雨時雨初時雨村時雨氷雨冷雨雨氷酸性雨

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「地雨」の意味・読み・例文・類語

じ‐あめヂ‥【地雨】

  1. 〘 名詞 〙 あるきまった強さで、長く降りつづく雨。梅雨期などの雨。
    1. [初出の実例]「白雨を願ひ過して地雨哉〈頭水〉」(出典:俳諧・淡路嶋(1698)下)
    2. 「こりゃ地雨(ヂアメ)で留(や)みさうもない」(出典白鷺(1909)〈泉鏡花〉一七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「地雨」の意味・わかりやすい解説

地雨 (じあめ)

しとしとと一様な降り方で何時間も続いて降る雨のことで,しゅう雨に対する言葉。たとえば梅雨のように日本の南岸沿いに前線東西に停滞するような気圧配置のとき,その前線付近の層状の雲より降る。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の地雨の言及

【雨】より

…(1)降雨の状態による名称 (a)霖雨(りんう) いく日にもわたって降ったりやんだりする一連の雨。(b)地雨(じあめ) しとしとと続いてなん時間も降る雨。(c)強雨 短時間に多量に降る雨。…

※「地雨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android