煙雨(読み)エンウ

デジタル大辞泉 「煙雨」の意味・読み・例文・類語

えん‐う【煙雨】

煙るように降る雨。きりさめ。
[類語]雨天荒天悪天雨空梅雨空雨降り雨催い雨模様遣らずの雨降雨一雨お湿り慈雨山雨小雨涙雨微雨細雨霧雨糠雨小糠雨大雨・どか雨・篠突く雨風雨暴風雨豪雨強雨雷雨にわか雨通り雨村雨驟雨夕立白雨スコール照り降り雨日照り雨天気雨狐の嫁入り春雨はるさめ春雨しゅんう卯の花腐し五月雨さみだれ五月雨さつきあめ地雨長雨淫雨霖雨涼雨秋霖秋雨時雨初時雨村時雨氷雨冷雨雨氷酸性雨

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精選版 日本国語大辞典 「煙雨」の意味・読み・例文・類語

えん‐う【煙雨】

  1. 〘 名詞 〙 煙るように降る雨。きりさめ。ぬかあめ。細雨。
    1. [初出の実例]「慧宗(ゑそう)が烟雨(エンウ)の図、韋偃(ゐえん)山水の景にも未だ得ざりし風流也」(出典太平記(14C後)二四)
    2. 「白雲峰に重り、烟雨谷を埋んで」(出典:俳諧・野ざらし紀行(1685‐86頃))
    3. [その他の文献]〔杜牧‐江南春詩〕

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普及版 字通 「煙雨」の読み・字形・画数・意味

【煙雨】えんう

けぶるような雨。唐・杜牧〔江南春絶句〕詩 千里鶯いて、、紅に映ず 水村山郭、酒旗の風 南四百十寺 多少の樓臺、雨の中(うち)

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